デジタル青森における街並み再現の評価と効率化

背景・目的

 街づくり工房では3次元地理情報システム「デジタル青森」を使った様々なプロジェクトで開発・機能拡張を行っている。今夏、社会学部の工藤ゼミと協力して「あおもり街てくショートコース」の作成、再現を行った。このとき、当初の街てくコースの範囲内で、実際に無い建物、綺麗に見せる必要がある建物、更新が必要だった建物、また、アーケードや街路樹、バスの追加をした。制作の際、多くの人員やモデル完成までに非常に手間がかかるなど問題点が浮き彫りになった。今回、この問題に対して制作の効率化を図れるよう検討を行った。

図1: 街てくショートコース一覧

再現手法の改善・検討

 再現手法の改善・改良にあたって、制作コストの改善を図る為モデルの簡易化・システム負荷に関しての軽量化、街てくプロジェクトを進めていく中でこの2つ問題が主になっていることがわかったのでこの問題に対し取り組む方針とした。

改善方法・評価方法をリストアップし、観光客が一番の利用者と考え地上目線のウォークスルーを前提にサンプルの作成にあたった。その結果、制作範囲の各区画の細分化テクスチャ作成の効率化モデルの簡易化の指針を作成することが出来た。

 図2:モデルの簡易化(左)・区画の細分化(右)

分析・評価

比較と分析を行った。比較は動画・写真・デジタル青森上のスクリーンショットを使用し、写真と動画にマスで区切り、道路・建物の占める割合を調べた。結果、建物5割・道路4割・電柱等1割という事がわかった。また、一般の視点ではどの程度まで簡易化を行っても問題ないかアンケートを実施した。アンケートは比較対象1か所4パターンを2つ用意した。建物に貼るテクスチャの最低限をしりたいため、0枚~3枚の4パターンのサンプルを用意した。対象は社会学部の工藤ゼミの学生・その他学生全35人。アンケートの結果、簡易化して可能な最低限の範囲が分かった。

図3:画面分析

制作範囲の細分化で管理テクスチャの制作方法を確立モデルを簡易化することによって今までの制作コストの効率化、モデルの軽量化も行った。

図4:使用するテクスチャのパターン化


テクスチャのパターン化‎‎.avi

作成動画

今後の街てくプロジェクトを進めていく中で制作の指針を示す事が出来た。

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